2015年03月03日

睡眠薬も上手に活用すれば怖くない

最近では、不眠症の治療で睡眠薬を使う場合、不眠のタイプだけでなく、不眠に対する不安感なども考慮して薬が選ばれるようになり、より自分の状態に合った薬が使われるようになってきています。薬ですから副作用が心配になるのは当然ですが、眠れないことのリスクの方が大きいと考えられるようになっています。「眠れない」ことは大きなリスクにつながると考えます。

睡眠薬は不眠への不安感と不眠のタイプなどで使い分ける

生活習慣を改善しても不眠が解消できないときは、睡眠薬が用いられることがあります。睡眠薬というと、「一度のみ始めると、薬がやめられなくなるのではないか」などと不安に思う人も多いようです。しかし現在は、主に「ベンゾジアゼピン関連物質」という比較的安全性の高い薬が用いられており、医師の指示どおり服用すればほとんど問題ありません。
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睡眠薬にはいろいろな種類があり、最近では、不眠のタイプだけではなく、不眠への不安感の程度なども考慮して薬が選ばれます。

不眠への不安感の強さによる使い分け

睡眠薬には、抗不安作用のあるものと、抗不安作用の弱いものがあります。「また眠れないのではないか」といった不眠に対する不安感が強い人には、抗不安作用のある薬が選択されます。
抗不安作用のあるタイプの睡眠薬には、L かん筋肉を弛緩させる作用もあるため、夜中にトイレに起きたときなどに、脱力して転びやすくなる可能性があります。そこで、「不眠に対する不安感がそれほどない人」や、お年寄りなど「足元のふらつきや転倒などの心配がある人」には、眠気のみに働きかけるタイプの薬が使われます。

不眠タイプで使い分ける

睡眠薬には作用の持続時間が短いものと長いものがあり、不眠のタイプによって使い分けられます。入眠障害のある場合は、作用時間の短い睡眠薬で寝つきをよくします。中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害のある場合は、作用時間の比較的長い薬を用いて、朝までぐっすり眠れるようにします。

睡眠薬の選び方

睡眠薬は、抗不安作用・筋肉弛緩作用の強さと、作用時間の長さで分類され、下記のように使い分けられる。
不眠に対する不安感が強い
頭痛や肩こりを伴っている
入眠障害がある抗不安作用をもつ作用時間が短いタイプ
中途覚醒または早朝覚醒があるまたは、熟睡感がない抗不安作用をもつ作用時間が長いタイプ
不眠に対する不安感は弱い
ふらつきやすい
入眠障害がある抗不安作用の弱い作用時間が短いタイプ
中途覚醒または早朝覚醒があるまたは、熟睡感がない抗不安作用の弱い作用時間が長いタイプ

副作用の注意

ベンゾジアゼピン関連物質は比較的安全性の高い薬ですが、正しく使用しなければ、副作用などが現れることがあります
  • 睡眠薬の効果が翌朝以降も続き、起きてからも眠気があったり、「ふらつき」や「頭痛」などが起こること
  • 薬をのんでから寝つくまでの間や、睡眠中に起こされたとき、朝起きたときの出来事などを記憶していないことがあります。お酒といっしょに睡眠薬をのむと、特に起こりやすくなるので、絶対にいっしょにのんではいけません。
  • 筋肉の弛模作用のあるタイプの場合、ふらつきや転倒が起こることもあります。

薬を離脱する

薬のやめ方には、薬を減量していく方法と、休薬日を設ける方法があり、薬のタイプによって異なります。
  • 薬を減量
    睡眠薬をのんでいるときは、通常よりも睡眠時間が長くなつています。少しずつ遅寝早起き″にして、睡眠時間を不眠になる前の状態に戻しながら、薬を減らしていくことがポイントです。
  • 休薬日を設ける
    休日や休日の前日など、就寝時刻を気にしなくてもよい日を利用して休薬しながら、服用する日を減らしていきます。いつもと同じ時刻に眠ろうとあせらず、眠くなつたら床につき、翌朝はいつもどおりの時刻に起きるようにしましょ、つ。急に睡眠薬をやめると、さらに強い不眠症状が出ることもあります。必ず医師と相談しながら、服用中止を目指すようにしてください。
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posted by sleeplessness at 09:03 | Comment(0) | 睡眠薬について