睡眠の目的は心身の疲労を回復することですから、昼間きちんとからだを動かすことが、夜のよい睡眠を導きます。
でも、運動嫌いな人たちに、運動をしろ!といったところで無理があります。また、運動は好きでも時間がなくて出来ない人もいます。
そんな不人にも簡単に運動量を増やす方法、それが歩幅を広げて歩くことです。家の中、会社、学校、買い物に行くときなどに行えば意外にも結構な運動量になったりします。
歩幅を広げるだけで心肺機能や代謝量が高まります。歩幅を5cm広くするだけで、5分の運動量が7〜8分に相当するようになります。そうです!1.5倍にも増えるのです。
歩幅の目安は「身長マイナス100cm。たとえば、160cmの人なら60cmくらいです。歩幅を広げるには、かかとから着地して体重をつま先に移動し、親指で軽く地面を蹴り上げるようにするとよいでしょう。このようにして歩くときには腰を重心にして移動するので、胸が開いて姿勢もよくなります。
姿勢がよくなると呼吸量が増えるので、体の隅々まで酸素が行き渡り、疲れにくくなります。また、大股で歩くと股関節が広がってやわらかくなります。その結果、下半身の血行が良くなって冷え予防にもつながります。
家の中で仕事をしているワークスタイルで歩くことがないという人なら水素のサプリを摂るのもいいでしょう。出来れば本当は10分でもいいので歩くととても気持ちがいいものです。パソコンを使った仕事で不眠の人のほとんどは、運動をすると快眠できるようになります。水素も効くのですが、やっぱり運動を推奨します。
本来なら、就寝5時間前くらいに軽い運動をすることが快眠のためには望ましいといえます。人間の体温は、いつもの就寝時刻の約4時間後に一番低くなり、19時間後くらいに最高点に達します。いつも深夜0時に寝ている人は、午前4時ごろが最低で、午後7時くらいが最高体温になるのです。
この体温の高低差が大きければ大きいほど、体温が下がるときの落差がついて、眠気を感じやすくなります。就寝5時間前に運動をして、最高体温を上昇させると、深く質のよい眠りを得ることができるのです。
でも、運動する時間がなかなか取れないのが現実、と嘆いている人も多いことでしょう。1駅余分に歩くとか、エスカレーターでなく階段を使うことさえも面倒に感じる人がいることも知っています。そんなあなたは、今日から歩幅を50cm広げ、胸を張って歩いてみましょう。
通勤の往復だけでも違います。たとえ30分でも毎日続けることで、心地よい眠りをえられるでしょう。
2016年08月13日
普段歩く、歩幅に意識する
posted by sleeplessness at 09:19
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| 快眠のために
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